「アサーションチェッカー→プログラムの正当性を調査する。」も覚えておきましょう。. そのため、製品開発以上にテストに時間をかけることもあります。. 割引の有無を判断する際に、デシジョンテーブルで表すと以下のように整理できる。. ソフトウェア開発におけるテスト技法に「ホワイトボックステスト」があります。ホワイトボックステストとはどういうものなのか、また、ホワイトボックステストの品質を評価する「カバレッジ(網羅率)」や、対照的なテスト技法である「ブラックボックステスト」についてもあわせてご紹介していきます。. ソフトウェアテストにおいては、内部構造をテストするホワイトボックステストで用いられる考え方です。.
コンディションカバレッジは条件網羅とも呼ばれ、テスト対象のすべての判定条件が、テストによってどれくらい実行されたかを評価しますが、判定条件部分の網羅基準がブランチカバレッジとは異なります。コンディションカバレッジでは、複数の条件文が組み合わされている場合、個々の条件文について「true」の場合と「false」の場合の両方が実行されれば、網羅されたことになります。. 左上の条件「真」「偽」をそれぞれを通るようにします。たとえば、「A=1、B=1(結果:真)」、「A=0、B=1(結果:偽)」です。【テストケース数:2回】. 正確かつ効率的なテストの実施を目指すためには、ホワイトボックステストについて正しく理解することが必要です。当記事では、ホワイトボックステストの概要から手法の種類、実施の際の注意点までを解説します。. 性能試験(performance test). 例えば、「(1+3)×(2+3)×(1+4)=100を計算してくれるマシーンがあったとして。. ブラックボックステスト・ホワイトボックステストのテスト技法. いろんなテストパターンを網羅して、テストが完了したら、プログラム単品の完成が近づく。. プログラムの内部構造に注目したテストをホワイトボックステスト()、プログラムの入力と出力に注目したテストをブラックボックステスト()という。.
サンプルコードの場合では、 表4のような4つのテストケースを作成すると、個々の条件文について「true」と「false」がすべて実行され、コンディションカバレッジが100%となります。なお、 表4の例ではコンディションカバレッジは100%となるものの、ブランチカバレッジは100%とならないことに注意してください。. 各条件の組み合わせのすべてを実行するようテストします。. ですが、プログラムのバグを見つけ、修正して…、また見つけ…、を繰り返していくことでバグが十分に発見された、つまり「品質のよいシステムだ」というのを言うことができます。. 全経路に対して、どこまでテストするかを示す「網羅基準」によって、分類される。.
といったことが確認できます。さらに、数値化されたカバレッジをテスト対象の品質やテストの終了条件などの1つの判断基準としても利用することができます。. 例の同値分割法では、3点だけ確認していましたが、境界値分析では「閾(しきい)値」前後で想定している動作になるかを細かく確認していきます。. そのため、カバレッジを過信しすぎず、総合的にテストを考えて行うことが非常に重要です。. のようになってたら、きっとその計算マシーンはおかしいです。. ホワイトボックステスト: プログラムを意識する. モジュール内で使用されるデータや変数には、「定義→使用→消滅」というライフサイクルがあり、これをデータフローと呼びます。. ▼ホワイトボックステストについてはこちら. ホワイトボックステストとブラックボックステスト（概要）. 「データベースへの接続は正しくできているか」. 例えば、下のようなプログラムを例に考えましょう. ソフトウェアのテスト設計に関する次の記述を読んで,設問 1 ~ 3 に答えよ。. 不必要に厳しいカバレッジ基準を追求したり、むやみにカバレッジ率100%を目指したりすると、大きな無駄につながることもあるので、注意しましょう。.
Ex26-2] "10以上の場合は…"という処理の境界値は何と何ですか. 妥当性確認試験(validation test). 決めた仕様に合致しているかどうかを試す試験。プログラミング言語、OS、通信規約、データベースなどの仕様に合致しているかどうかを試す試験を適合試験ということがある。. 判定文におけるすべての可能な結果が、少なくとも1回は実行されるようにテストケースを設計します。. 4ステップそれぞれのテストが設計段階のどこにあたるかはV字モデル(下の図)を見るとわかりやすいかと思います。. ホワイトボックステスト ブラックボックステスト 単体テスト 結合テスト. そのため、ホワイトボックステストを行うためには、プログラミングに関する知識が不可欠です。主にクラスや関数をみる、単体テストで使われることが多いテスト技法です。. 単体試験の道具としてJavaではテスティングフレームワークJUnitが有名である。これはJava専用である。他の言語にも同様のものがあり、それらを総称してxUnitと呼んでいる。. ■プログラムのモジュールを検証する「ホワイトボックステスト」とはホワイトボックステストとは、システムの内部構造を理解した上で、ロジックや制御の流れが正しいかどうかを検証するテスト技法のことを指します。. ブラックボックステストとは、仕様書からテストすべき項目を洗い出し、システムの内部構造を考慮せずに実施するテスト技法です。. 複合条件網羅 【Multiple Condition Coverage: MCC】. そのため、開発の工程に合わせて、さまざまなテストが行われます。「単体テスト」と呼ばれる、プログラムのモジュール単位で行われるテストから、それらを組み合わせて行う「結合テスト」、. ホワイトボックステストを実施するにあたり、網羅性が重要視されます。. また、カバレッジ計測によってテストが実行されない部分を発見できるため、.
「ホワイトボックステストだけ実施すればよい」、「ブラックボックステストだけ実施すればよい」、ではなくプロジェクトの状況に合わせて都度適切なテスト手法を選択していただければと思います。. 開発現場でたびたび耳にする「ホワイトボックステスト」。. 図5 料金システムのデシジョンテーブル. ホワイトボックステストとは？ブラックボックステストとの違いやその手順、よく使われる手法を解説｜ソフトウェアテストのSHIFT. グレーボックステストを行う際は、多くの場合、内部の構造についてよく理解しているプログラム作成者をテスト実施者にします。プログラム作成者をテスト担当にすると、内部を知らない他者が実施するよりも時間がかからず、スムーズにテストを行えるためです。. ホワイトボックステストのテストパターンを網羅する方法まで理解できてれば、よきです。全部で考え方は4つあります。. カバレッジ基準やカバレッジ率を見極め、他のテストやレビューとの併用も含め総合的にテストを考え、実行することが大切です。. つまり、上のプログラムの場合、論理的に満たす可能性のある下の4つのテストケースを試せばよいことがわかります。.
また、プログラム作成者の意図と照らし合わせて確認するため、詳細設計書の作成者が間違っている場合は、ホワイトボックステストで対処することができません。. ブラックボックステストのように「テストデータを入力して、どんな出力結果になるか?」も大切ではあるけど、結果ができる過程・流れに注目。. 「同値分割」は、予想される出力結果をグループ分けし、そのグループ内の代表値を入力して、正しい出力結果になるかを確認するテスト手法です。代表値のテスト結果が、そのままグループ内の全ての値に反映されるという考えがベースになっていて、より少ないテストケースで、より広い対象範囲を網羅することができる、効率的なテストと言えます。.